備忘録

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起床。人参、白米、ハンバーガー。
朝刊の配達。昨日のうちにやっておくべき手入れをしていなかったが(サインに気がつかなかった)、同僚のKがやっておいてくれた。
ここ数日は、決まった小路で必ずY新聞のカブとすれ違う。
ちょうど上原の写る共産党ポスターが貼ってある一角。見通しの悪いところなので危なっかしいから、気をつけようと思う。
帰巣。洗足。ツナ。仮眠。
黒糖ロール、納豆。下着類の洗濯。ベランダの湯沸かし器の上に鳩が巣をつくっていた。
桜の枝を集めた、いじらしい巣。たくさんの枝が下にもこぼれている。
駅前の喫茶店でコーヒー。息抜きに週刊文春を買って読むが、ライトなコラムのテイストがどれも同じで驚いた。
世間の規範に対して、三尺ほどずれている。そんなとぼけ方。
カルディでKへのお礼と思い、チェリークッキーを買っていく。
レジに並んでいてると、各種コーヒーの陳列棚にあるテイストの横棒グラフが気になった。
両極が「苦い」と「酸っぱい」になっている。
苦いのがいいか、酸っぱいのがいいか、それともその中間がいいかとこちらに尋ねている。
「苦い」のも「酸っぱい」のも、グルタミン酸式うまみ的見地に立てば、ちょっとネガティブ寄りの単語だと思う。
こっそり左端を「まずい」へ、右端を「しっぱい」に差し替えても、しばらく客も店員も気がつかないんじゃないかと思った。
なるほど「美味い!」の彼岸にあるコーヒーは、嗜好品の最たるモノだと確認した。
夕刊の配達。クッキーをKに差し上げると、出待ちのファンから贈り物をもらうジャニーズみたいに素っ気なかった。
集金のときに顔をあわせる顧客十人くらいを目撃する。
こんなことははじめてなので不気味に思い、世界が遠ざかっていく気がした。
帰巣し、カレー。ピカッとイナビカリの一撃、雷鳴。続いて足音高き豪雨。
傘がないので外出を諦める。井上陽水は実話だったに違いないと確信した。
うろ覚えで、ヘアピンがこぼれ、昇降機がしずかに夜をのぼっていくのを夢想する。
むせるような土と緑の匂いが部屋に流れ込んでくる。
今朝からずっと働いていた心の遠心力もしおれてきたから寝た。
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by huck-a-gelmondo | 2012-05-09 02:58