備忘録

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起床。こけし、岩塩、梅干しの種。
昨朝のパンストで顔面のストレッチ。少しツバ臭くて閉口。
朝刊の配達。欠けていても、半月を過ぎると安定感があるのが不思議。
四大紙すべてをとっている家庭もけっこうあるが、最近M新聞が三つ折りにして奥まで突っ込んでいくから、後から入れ辛い。
配達後、その足で駅前のなか卯まで。朝うどん二百円と唐揚げ百二十円。
南北にはしる商店街に交わる小路の数だけ、朝の光が帯になっている。
帰巣し、洗足。仮眠。
下北乗り換えで吉祥寺まで。デカ眼鏡の女の子多し。古着屋と古本屋を冷やかす以外、なにもしなかった。
総武線で新宿まで。尿アヴェニューのG屋。
ウーロンハイを置きながら、大将が「餃子だよな」という顔で見てきたので、「餃子だぜ」という視線で返すと、餃子が出てくる。完璧な焼き具合。
大将と入れ替わって振り場に入った大陸の人、ぐるぐるナインティナインのティーシャツを着ている。この前は、愛は地球を救うティーシャツだった。
ニンニクの息を吐きながら帰り、借りてあったAKBのドキュメンタリー二作目を鑑賞。
劇場公開時に見て、夢中になった。極端な世界を極端に描くのはいいと思っている。
折りからの、前田敦子はなんでいまトップアイドルなんだろうという漠とした疑問もあいまって、それからしばらくは「実はいま、前田敦子っていう問題があってね・・・」と会う人会う人に吹っかけていた。
たいがいは薄ら笑いを浮かべながらの「こいつはいきなりなにを饒舌になり出すんだ」とか「自分ああいうのノータッチなんで」とか「秋元康と電通のあれね」とかの反応ではじまり、そのまま終わることもあれば何かが伝わることもあった。
正対して向き合ってきた幾人かは、いみじくもある種の詩人を感じてきた幾人かだった。
いまだに冷やかしてくる程度の人も居る。
静物における林檎と砂糖壺の関係からも永遠の力学が生まれうるように、AKBからも詩的感興を得られるようになったのは自らの大きな発見だった。
それに、いまや野球と同じくらいメディアひいては世間にとって大文字の関心事でありながら、ハイセンスや訳知りを自任している人たちから毛嫌いされているところも面白い。
だからこそ自分にとってAKBのカードは、数少ない外交手段として最大にとぼけがいのあるジョーカーであり試験紙だった。
夏公開だという苦役列車の予告編を見たら、古本屋のバイト役で映った前田敦子の背後に、稲垣足穂大全の背表紙がズラと見えた。ドキッとした。
改めて観たドキュメンタリーに改めて感興をそそられたことだし、ある朝ジョーカーが裏返ってしまっていたらまずいカナ、とも思った。
深更、就寝。
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by huck-a-gelmondo | 2012-05-15 13:09