ポプラの二階

背骨で大きく息を吸い込むように、伸びをしました。
伸びに伴うはたらきでカカトをグッとあげると、宙吊りになった革靴のヒールが重力に従うかたちでスルスルと伸び、ついには地面に着きました。
と同時に背がグンッと高くなり、いつしかヒールは屋根を越えて成長していたのです。
地から生える二本の細いボウは絡まりもつれ、彼女の上半身もコマのように旋回しながら幹を導くように昇り続け、あっという間、ポプラの木になりました。
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by huck-a-gelmondo | 2004-11-04 22:09