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高萩キリスト

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よくこの風貌をして、ジーザスだのキリストだの言われるが、イイにつけワルイにつけ、まったく第一印象なんてものは乱暴である。この写真は、そう呼ばれたときに差し出す切札だ。
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by huck-a-gelmondo | 2007-05-25 01:40

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「お客さん、どちらまで?」
「エー、…」
という間も無く二人は消失。
車のアタマに載っけられたゴチック体の二字も消えちまって、カメラはゆっくりとタクシーを俯瞰していく。
残された世界の風景、風の吹き方ひとつ変わらないそれを、落ち着いたフラットな光で映す。

二秒ほど。

カメラは早送りで車の天井に寄る。
先ほど真っ白になったばかりのライト、その隣の「カードOK」のサインを大映しし、ドデン!
画面は暗転、「priceless」の白文字。
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by huck-a-gelmondo | 2007-05-23 15:20

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先に紹介したシンシロの田園風景を踏み分けさらに小路へと進むと、シンシロボーイスカウト協会の本部にぶつかる。
本部とはいっても汚いホッタテ小屋である。
その周囲は荒れた畑、ひび割れた田んぼばかりであるのに、薄汚れた柱には「キャッチボールお断り! 」「犬のフンお断り!」の大文字が躍っていた。
ボーイスカウトの年頃やんちゃ坊主対策であろう。

そのさらに上には「犬のフンでのキャッチボールもってのほか!」との警告文があったとかなかったとか…
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by huck-a-gelmondo | 2007-05-17 18:16

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その昔、104番は無料でしたよね。
しかし今ではべらぼうな、法外とも云える料金がかかる。
やはり原因はイタズラ電話にあったらしい。
そりゃあ色んな気のきいたイタズラが考えられますよ。
でもまあ、向こうにしてみりゃあ笑えない話に違いない。
怒れますよ、きっと。
だからって、金をとったうえに「MAY I HELL YOU?」はないもんだ。
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by huck-a-gelmondo | 2007-05-17 08:46

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愛知県の豊橋から北へ、長野まで延びる飯田線に揺られて数十分、シンシロという駅があり、とても牧歌的で少しこわいくらいの町である。

夜道を歩いていると、うっかりアチラ側に足を滑らせてしまいそうになる。
音のない闇夜は平衡感覚を狂わせる。
おもに歩き回っていたのが駅から少し外れた総合病院の周辺だったからかも知れない。
そんなミステリー好みのシチュエーションも、お日サマの管轄時間内は実にのんびりとした田園風景で、単線の脇の草むらに腰かけて、ノロノロ行き交う電車へ向かって手を振りたくなる。

年始めのことで、月は骨身にこたえる寒さだったが、昼間は小鳥もさえずらんばかり、蕗も芽をださんばかりの陽気になることが多く、そんな或る日の午後、チョウチョに誘われるまま畦道を抜けて行くと、正月休みの畑に行き着いた。
そこには日本昔話式のヘノヘノ案山子は見られなかったが、竹を模した棒に軍手を被せ、以って鳥避けとしていた。
なるほど「ファック・ユー」ということであった。
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by huck-a-gelmondo | 2007-05-16 19:23

替え歌1( 警句として)

オクラ オクラ オクラ~ オクラ~を~食べ~ると~♪
顔が 顔が 顔が~ オクラ~に~似て~くる~♪
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by huck-a-gelmondo | 2007-05-14 18:11

「鼻」がパサパサ

世田谷を北から南へくだるバスの最後部座席に座っていたときの話だ。
景色は眼前、下方にのみ広がっていて、上を向いても希望どころか天井しか見えない。
車内はとうぜん空いている。
というのもギューギューパンパンのバス車内に語るべき物語なんてないはずだから。
前の席には色メガネをかけたおばさんが座っており、純度の高いオバタリアン調人物であることが一目で判る。
薬指には絆創膏が巻いてある。
何があったのかは振り向かせ尋ねてみないとわからない。
ここまでは単なる「状況」。

彼女はハナクソをほじる。
堂々たる指さばきで。
後ろでその蛮行を目撃させられたこちらのほうが極り悪くなるまでの大胆なクイックワークで。

このように「転」の訪れはいつだって唐突だ。
現実は四コマ漫画のように親切ではない。

結果、彼女の指先では黄色とも茶色ともつかない奇っ怪な造型物がひょうきんなポーズをキメている。
目を背けたいが、「敵ながらアッパレ」といつもの裏腹が邪魔をする。
彼女はしばらくいとおしそうに指先を見詰める。
かつて夢見るように宝石箱を見詰めたそのやり方で。
やはり目を背けたいが、「今まさに彼女はアイデンティファイしているのだ」槍の尖端に好奇心を串刺しにした悪魔が囁く。
「彼女の頭の中では、五体をもった自分自身とハナクソ自身の区別がつかなくなっているはずだ」

そうする間に、造型物は立派なつくりが裏目となり、自身の重みで姿勢を崩しはじめる。
しかし彼女は動じない。
もうすでに彼女自身の指先から、黄色とも茶色ともつかない彼女自身が逆さになって身を投げようとしているにも関わらず。
状況はさながら独りクリフハンガーだ。
色メガネの奥では自己探究の目が光っている。

ここにきて事態は意外な展開を見せる。
現実ではエピローグの安堵を約束してくれるものなどない。

あとは落下するのみと期待された小さな方の彼女自身、つまりハナクソは、最期に執念をみせたのだ。
確かにハナクソは、ついにその指先から堕ちてしまった。
しかしだ、幸いなるかな!凝固体はその落下点からゲル状の糸を引き、ミノムシの仕組みで宙ぶらりんに留まった。
言わば「ネチョ~ン」のアレである。
さらに言ってしまえば、己れという名の断崖から己れという名の命綱を頼りに己れという名のハナクソが飛び下りる自己完結型バンジージャンプ。
嗚呼、なんたるバカバカしさ!
いったい現実の「結」は何処に!


人生は一行のボードレールに如かず。と一行の溜め息をもらした芥川龍之介には、全体この「ネチョ~ン」が欠けていた。
少なくとも、鼻孔内の潤いは足らなかったはずである。
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by huck-a-gelmondo | 2007-05-14 07:11

フェアリーランドS

昨年11月のお話…
滋賀県のスーパーマーケットで売られていた不二家製のチョコレートに、生きたままの蛾の幼虫一匹が封じ込まれていたという。
返品を受けた不二家は、「偶発的な事故」と主張して自主回収はしなかったらしい。
不二家は「製造過程で成虫が産卵し、出荷以降に孵化したと考えられる」とも説明している。

これは今年の一月の小さな新聞記事が伝えてくれたことで、見出しには「チョコに生きた幼虫」とある。
まずドキッとしましたね。訳がわからなかった。
「愛に生きた戦士」のような字面の捉え方もできるし、すればでっぷりとした幼虫にはマンガ式の目鼻が付いて、口のまわりはカカオ色に汚れているはずだ。
記者の伝えたかった通りに捉えたところで、じゅうぶんファンタジック。
この際、甘党のジャンヌダルク、ペコちゃんの言い分なんぞどうでもいい。
ワーイ!とチョコレートをかじり、身も心もとろけるような甘味のかわりに、うごめく蛾の幼虫(註:ノシメマダラメイガ)を舌先に感じてしまった不幸者が、オサゲの女の子ではなかったことだけを祈りたい。

記事によると、該チョコは缶入りのチョコレート詰め合わせ、名は「フェアリーランドS」だったというから念が入っている。
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by huck-a-gelmondo | 2007-05-09 17:44

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どんな事情かはわからないけど、「動くな、死ね、蘇れ!」とはあんまりだ。
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by huck-a-gelmondo | 2007-05-05 02:31

さらば言語学

原宿の類義語は巣鴨で、国分寺と吉祥寺と高円寺が同寺語であるならば、代々木上原の対字語は、ウエギヨヨハラである。以上。
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by huck-a-gelmondo | 2007-05-05 02:24