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●09年11月27日(金)
『あまり賢くなるな。貧しくなるだけだ。2。アシッドフォーク祭。』
 企画:ツダフミヒコ(オワリカラ)

●東高円寺UFO CLUB
●前売り、当日共に2000円(+①ドリンク)
●open18:30/start19:00

●出演者と出演順
○バリボーイウィリアムスン±クラシノ
○見汐麻衣+山本達久+田代貴之
○タカハシヒョウリとアラカキヒロコ
○三村京子
○日比谷カタン
○穂高亜希子
○高萩幽司
○KIKORIwith吉田悠樹、服部将典


大勢の出演者がポンぽんぽんポンと演奏していきます。
第一弾に続く企画第二弾のようですが、ストリートファイターもターミネーターも決まって第二弾のほうが強力です。

企画者は、「オワリカラ」というバンドの津田さん。
はじめて会ったのは恐らく「知恵の輪」の実質ラストライブになった晩、対バンで一緒になったときでしょう。
前にもいいましたが、ビールを実に美味そうに飲むヒリヒリした青年です。
前にもいいましたが、下宿先の巣鴨からママチャリ(未確認)でどこへでも行くようです。
代官山へも来たし、きっと高尾山へだって行くでしょう。
長髪で、会う度にはっぴいディスパッチのファンだと言ってくれます。

この日はアシッドフォークの祭典。とのふれこみですが、津田さんがそれぞれの出演者に最大の愛をもって企画したメデタキ祝祭日であることは間違いないでしょう。

世ではアシッドフォークなんて一言にいいますね、別にそんな物騒なもんでも何でもなくって、それは内側に批評があるアコースティックミュージックのことではないかなと思います。

そうとでも思わなけりゃアシッドフォークだなんてなかなかき恥ずかしくてノコノコ出向けません。

忘れもしませんが、湯浅湾やNRQでギターを弾く牧野琢磨さんがむかし、眼鏡を半分光らせて「脱構築フォーク」なんて言葉をくれましたが、そういうことでしょう。
牧野さんの眼鏡がキラリとするときは、そのぶん冗談がまぶされている時ですが。
僕が先輩と呼べる数少ない中の一人が彼で、常に刺激をくれるギタリストにしてニヒリストです。こんなことを言ったら嫌がられるかも知れません。
この晩は牧野さんと中尾さん抜きのNRQも、KIKORIさんなる女性とともに出演するようです。
NRQが断トツにかっこいいのを知っていますか?
ギターもおクチも喋り倒しの日比谷カタンさんと併せてとても楽しみです。
そういえば先日、渋谷駅でギターを背負った日比谷カタンさんとバッタリしました。
「人と待ち合わせをしている」とのことでしたが、クチをとがらせ目をアチコチさせる様子がステージ上と同じで、趣味を超えた個性が妙な説得力をもって雑踏のなか立ち昇っていたのが印象的です。
最後になりますが、この日は宗教上の理由で表記は「高萩幽司」になっていますが、トランペット抜きの「朝河しゅんすけとザ*アーメンズ」として出演をする予定です。
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by huck-a-gelmondo | 2009-11-26 03:07

赤いポストは なんの色

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赤いポストはあなたの家までつながっている。
もっと言えばあなたの心までつながっている。
引き出しの中は出さない手紙でいっぱいよ。

とそんな歌を同い年の諫山実生さんが歌っていた。

野村麻紀の歌でも出さない手紙を書いてみたりするが、木曜日にわけもなくポストを覗いたりする彼女の場合は(『あの人の木曜日』参照)、ポストはポストでも雨ざらしになった自宅の郵便受けになる。
理由もなく街角のポストを覗き歩く女ではあまりに穏やかでないからだ。

そういえば、立ち読みした江国香織の一節に「木曜日は雨の匂いがする。」という一行を見つけて、背筋を凍らせたことがあった。
好きか嫌いかと言われたら、女性のこういう怖いような皮膚感覚はめっぽう苦手。
女流作家にも、それを歌にして自分で何度も歌うだけの愛嬌があってくれれば、こちらの背筋も凍てつかずにすんだろうに。

アンドロギュノスの双葉双一になると、「ポストはここよ、ゆうびんやさん」となって、さすが舌っ足らずな言葉だけで無限の(夢幻の)ページをめくってくれる。(『郵便配達人は悪くない』参照)
性差の果てにある寓話を男子校の窓際から歌う彼にかかると、空っぽのポストもパンドラの箱になるようだ。
ぼくは(感謝の気持ちから感謝の歌をこしらえたことはないけれど)、ポストを赤く塗ってくれた作業員のかたへの感謝の唄を書きたいと思う。
男性的であろう、これはたしかな感謝の気持ちから。
ラブレターを飲み込んだぶんだけ、街角のポストは赤くなっていく。
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by huck-a-gelmondo | 2009-11-24 13:03

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女が祈るように缶を握りしめてココアをのんでいる。
男の後頭部は雪崩れをおこしたまま寂しく新聞を読んでいる。
アナウンスが「ただいま電車遅れております」と洞穴を吹く。

伽藍ドウのエレベーターが降りてくる。
ハンサムが短髪をねじりあげる。
美女の毛先はしなをつくって立てヒジをついている。長いレールから車掌の鼓動が聞こえてくる。

中央線はあの子の胸に突きささるが、東急線はあの子の白い脛を駆けあがる。
深夜の代官山駅は、ツルツルの膝下のようになんだか心細いプラットフォームであることだ。
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by huck-a-gelmondo | 2009-11-24 00:25

世田谷中央図書館にて

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【書名や著者名は、途中まで入れれば検索できます。】

とのことだ。しかも、

【濁点や棒、丸は省略できます。】

というわけで、その実例があげられている。

【(例)「ダ・ヴィンチ・コード」は「たひんちこ」で検索できます。】

まさかの暗号「たひんちこ」のお出ましである。
この暗号は、謎多きベストセラーのガイド本にも載っていない。
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by huck-a-gelmondo | 2009-11-23 18:59

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隠し子に限らず、なにかと「子」は省略されがちだ。
ベロみたいな明太子はメンタイともいうし、妹のもも子はももちゃんと呼ばれ、場合によってはまるちゃんと呼ばれたりもする。
しかし聖徳太子は明太子と違うので、聖徳太とはいわない。
小野妹子をオノノイモと言わないのと同じように。
そうして明太クリームパスタの極太麺に刻み海苔がぶちまかれると、伊太利と現代日本とがアルデンテの一本で結わえつけられる。
いや、両国の隠し子たるべき明太クリームパスタは、いよいよの図太さをもって湯気の中からたち上がるというべきか。
聖徳太子は「両手にしゃもじ」の肖像とは裏腹に、麺食いであったという。
十本もの極太麺をも同時に、和をもってすすり食らたという。

今夜も、娘のお皿は薄紅色に汚れているだろう。
ベロは二枚の唇を押し分け、おクチの回りをきれいにするだろう。
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by huck-a-gelmondo | 2009-11-23 15:29

Se-田谷区

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騙されたと思ってよく見てほしいのですが、ベースボールキャップのアルファベットマークが「Se」ですよ!
騙されたと思いながらよく騙されてみてください。
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by huck-a-gelmondo | 2009-11-20 12:50

監督、寝ながら歩く。

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月が明るかったので、戸外へフラフラとさまよい出ていた。
或る晩のことである。

若きシゲオ・ナガシマが血を吐きながら受けていたという「月夜の千本ノック」を思い起こし、監督は自らのユニフォームを恥ずかしく思った。
泥汚れはおろか、染みひとつなかったからである。
いや、正確には股間部分に紅生姜の着色料が附着していた。
監督の全身は月に明るく照り映えていた。
羞恥心にコールド負けしそうであった。
世間様に顔向けできない、そんな思いでうつ向きながら歩いた。
後ろ手姿で、花巻の宮沢賢治がナルシシズムの鏡へ映った。

帽子を深くかむり、スタジアムジャンパーのジップをアゴまで引き上げ、気付けば東中野を歩いていた。
二子玉川からはずいぶんあるはずなのに、どこも経由せず、不意の東中野だった。
この駅にはかつて友人が三人ほど住んでいた。
いまは誰も居ない。一人は中野、一人は高円寺、一人はブルックリンに越している。
監督は不案内なムーンロードを往きながら、永遠にホームベースを踏めずに走りつづける走者のごとき患者であった。
月しろがハンパねえ影を落としている中、ネオンサインの色彩が真っちろいユニフォームに鮮明であった。
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by huck-a-gelmondo | 2009-11-18 22:08

△→○

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三角ベースを三角ベースというなら、ベースボールはダイアモンドベースになるので、野球本来の硬質な感じがより伝わってきていい。
三角ベースであっも、球は丸い。

稲垣タルホのお月さんは並木通りを転げ去ったりするが、路に刻まれた跡を検証してみると先のお月さんは三角形であって、高速で回転していたから円くみえただけだったなんてことがある。

「我輩は猫である」中には、主人公の猫がはじめて銭湯なるものを偵察に行ったとき、まず裏口へ回ってオケがカースト制度かピラミッドかのように山積みされてあるのをみて「丸いものが三角に積まれるのは不本意千万だろう」とひそかに小桶の意をくむところがある。

末広亭で見た太神楽曲芸では、番傘をクルクル回したその上で四角い枡をコロコロさせる一芸を見た。
曲芸師はキリッとした顔つきで大仰に曰く「四角いものが〜まあるく回る〜」

(写真はイメージです)
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by huck-a-gelmondo | 2009-11-18 08:24

ダビデに出刃包丁

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むかしむかし高校からの友人と下北沢へライブを見に行った帰り、ダビデ像の右手には何を持たせたら一番よいかという話になり、けっきょく出刃包丁に勝るものはないと落ち着いた。
「ダビデに出刃包丁」その濁点多きコワモテの響きも我々の気に入っていた。
この組み合わせは自分らなりのミシンとコーモリ傘だったはずで、いまになって思えば青臭いこの親友交歓こそが、手術台そのものであった。
黒いユーモアというにはいささか可愛いげが過ぎるけれど、奇妙な空模様を見ていたらわりあい気持ちよく思い起こされた一幕でした。チャンチャン。
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by huck-a-gelmondo | 2009-11-18 02:52

黒い魔球

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ブラックジャックではない、ベースボールスナックである。以上。
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by huck-a-gelmondo | 2009-11-14 00:24