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「美味しさを笑顔に」

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いやはや凄みのある笑顔だ。
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by huck-a-gelmondo | 2010-07-27 01:22

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浜松へ行ってきた。
いろいろあったけれど、ツアー主の双葉くん、そしてハイエースを出してくれたぐりぐりせとひできさんこと瀬戸秀夫さんにとてもお世話になった旅だった。
お世話になったといえば、ウヌマさんとコジマさんも忘れられない。

行きしな、休憩に寄った海老名SAであらゆるカード類がゴムでひとまとめにされたものを尻ポッケから落としてしまったようだった。
「ようだった」なんて言い方はもったいぶっているわけではなく、落し物を拾ったと連絡を受けてはじめて失くし物に気付いたから。
最初は留守番電話が入っていた。
「もしもし××です。コジマさんという人が高萩くんのカード類を拾ったと電話がありました。今晩どれだけ遅くなってもいいから、電話をくださいとのこと。番号は・・・」
カードをなくしたことよりも、知らない名を告げる人からいかにも馴れ馴れしく名指しで呼びかけられたことに背筋が冷たくなった。
しかしかけ直してみれば声の主は周知のウヌマさんだった。
二ヶ月ほど前にバッタリ再会したウヌマさんからもらった連絡先がカード類に紛れて挟まれていたようで、拾い主のコジマさんはウヌマさんを通じてメッセージを送ってきてくれたわけだった。
ウヌマさんの連絡先が携帯電話に登録されていなかったこと、カードの束に合った唯一の連絡先がウヌマさんだったこと、留守電でウヌマさんの名前が聞き取とれなかったこと、それら小さな種が三つ巴となって心を乱し、誘拐された小児のような気になってしまっただけだった。

ウヌマさんはイラストレーターで、ミッド・ナイト・ランチーズなるバンドをでっち上げてイカしたLPジャケットを作たりしていた。
夜中に不思議な留守電をもらうのには不足ない相手だった。
ウヌマさん、ありがとう。

さてコジマさんへ電話をすればなんとも徳のあるお声。
次のニホンダイラSAで待っていてくれるとのことで、ドキドキしながら待ち合わせ場所へ向かえば、果たして仏さまは作業着の若者風であった。
はかりきれないほどの感謝の言葉と缶コーヒーときびだんごでしか御礼ができなかったことが悔やまれる。
きけば「保険証も入っていたから、トラックの運ちゃんに拾われたら悪いことになりそいだし、急ぐ必要があると思って」
と涙の出る優しさに、記念写真をおねだりした。
人にツーショットをおねだりしたのははじめてのはずだ。
コジマさん、ありがとう。

浜松で記すべきことは、移店したクインズカフェと鴨江の街、変わらぬシェフでオーナーの定方さん、そしてもちろんエスケリータ68と変わらぬ後藤さん夫妻、名店の濱龍、などなど。
みなさん、お世話になりました。

双葉くんは浜松でいつも素晴らしいショウをする。
MCも恐ろしいほどウィットに富んでいる。
浜松の水が合うのかしら。
佐鳴湖は日本で二番目に汚いと教えられたけど、いまはどうなんだろう。
カシオを伴奏に披露した「ピクニック」と「K.B.M.」では双葉双一がマイケルジャクソンだった。

自分のステージでは「鉄腕アトム」「りすの小径」「がんばれハムスターズ」「お嫁においで」を唄い、双葉くんがコーラスを入れてくれた「ルーギャー」も歌った。
帰りの車中、ウナギパイの歌をこさえようと思った。
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by huck-a-gelmondo | 2010-07-25 15:55

酔えばズッキュン

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おお、貴方は恋の落伍者だ。
お家へ帰るまでもない、愛を求める一本のサクランボの枝だ。
ニヒリストは酔わない。
ただ自意識を振り回しているだけだ。
その点、おお貴方は恋の落伍者以下だ。
点数ひとつで機嫌をなおす、さみしい恋占いの模範だよ!
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by huck-a-gelmondo | 2010-07-09 02:52

酔えば終点

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おお、貴方は人生の落伍者だ。
お家へ帰るまでの駄々っ子だ。
ダダイストは酔わない。
ただ尺八を吹き鳴らしているだけだ。
その点、おお貴方は人生の落伍者以下だ。
飴玉ひとつで機嫌をなおす、さみしい社会の模範だよ!
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by huck-a-gelmondo | 2010-07-09 02:51

酔えば改札

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おお、貴方は東急線利用者の落伍者だ。
改札を抜けるまでのダーティー・ハリーだ。
フォークギターは酔わない。
ただチューニングに忠実なだけだ。
その点、おお貴方は東急利用者の落伍者以下だ。
喝采ひとつで機嫌をなおす、さもしいフィクションの模範だよ!
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by huck-a-gelmondo | 2010-07-09 02:42

酔えば楽園

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おお、貴方は人生の落伍者だ。
永遠を知る求道者だ。
ベンチは酔わない。
ただ不貞寝の男たちを寝かしつけるだけだ。
その点、おお貴方は人生の立派な落伍者だ。
馬券ひとつに余生を照らす、虚しい社会の模範だよ!
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by huck-a-gelmondo | 2010-07-09 02:41

酔えば官軍

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おお、貴方は思春期の優等生だ。
お家へ帰るまでは寂しさを知らない。
アナーキスは酔わないはずさ。
ただホラだけを吹き鳴らしているだけだ。
その点、おお貴方は思春期の落伍者以下だ。
正直すぎる、虚しいティーンの模範だよ!
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by huck-a-gelmondo | 2010-07-09 02:30

棚からバター

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七月七日、七夕。
雨。
七時間も以上降り続く。
アスファルトを走るタイアの音に混じって、織姫と彦星がやるせなそうに愚痴っている。
実はもう慣れっこなのだ。
肝心のこの日には、半分以上の確率で雨が降るのだ。
ああカナシ、彦星はすでにニヒリストの影をもっている。
おおサミシ、織姫は引きこもり用の黒眼鏡を掛けている。
二人はもう、河の両岸から愛の言葉をかけ合うことすらしない。
むしろ雨の静かな天命の音に、心地よく聞き入っているようにも見える。

ハッピーふたバッチは、雨の七夕を確かに彩ったことでしょう。
少なくとも、私にとっては淡いブルーの確かなうつくしい一日でした。
二十三歳頃の作曲、当時同居、というよりも居候していたケンちゃんのお誕生祝いに宅録したハッピーバースデイの曲を、サプライズでハッピーふたバッチが演奏してくれました。
呆気にとられていたのは、必ずしもあなたがたお客さんだけではありません。
他ならぬ私がいちばん驚いたでしょう。
いつだって、こんな風に喜ばせてもらうときは間抜けに目をまん丸にさせられてしまいます。
あまり盛り上がらない、いや盛り上がりかたを知らないフロアーで、道化のようにハシャグのはそりゃ愉快なことよ!
逆走する喜びは、悪趣味な自虐を超えた芸能の喜びだろう。
逆走路はもはやケモノ路ではない、悪の華を紡ぎながら征く歓喜の路だ。

手渡された小さな花束には、薔薇の小枝とボンボン花のなかに紫陽花が散らばっていました。
すべてが淡いその花束で、唯一バラの中心だけが強い色で迫ってくる。

双葉双一のショウの最中は、強い意思と揺れざる視線に射すくめられました。
なんと言おうか、漏れなく伝えるなら、やっぱスゴいぜ!といったことか。
しかしこれじゃあ漏れもないが、すくう範囲もきわめて少ない。
毎日のコミュニケーションなんて、こんな範囲で行ったり来たりのご足労だ。

ならば、こちらが本気で向き合ったところでじつに向き合いがいがある立ち姿、それが双葉双一でしょう。

黒いせせらぎの多摩川を、キラ星うねる天の川に見立てて渡ると、雨は止んでいたね。
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by huck-a-gelmondo | 2010-07-08 23:39