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備忘録

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薬物補給のためにドラッグストアへ行きしな、細々と靴修理屋を営んでいる一画へ革靴のソール修理を頼みに行く。
ドストエフスキーの小説に出てきそうな下卑た商人風で好感を持つ。
伝票を書きながらのこと、小鼻へずらした眼鏡より上目遣いに覗きあげてくる目つきが笑っていない。

森さんが成城に用があるというので、三省堂で萩原健太著「ボブ・ディランは何を歌ってきたのか」を買ってきていただく。

改めて、風邪をひくと世界が遠ざかるというか意識が閉じこもっていくと思う。
体内時間がのた打ち回る。
おぼろげな中だからこそ身辺雑記を記そうという不思議なこれは本能か。

ツタヤの向かいにあるドラマの100円均一ワゴンで「H・マン」を見つける。
いい名前だと思いパラパラやるとトーマス・マンの兄だという。108円にて保護。

帰り道、団地内の並木足元に一冊の本が打ち捨てられているのを見つける。
久々のことで感動。よき人に拾われることを願う。

帰巣し、気まぐれでカチカチになった油絵の筆を持つ。
硬すぎてよく描けないので、横になって鼻をほじる。
鼻が利かないので油の匂いはしない。
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by huck-a-gelmondo | 2014-11-09 13:58

備忘録

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振り返って立冬。風邪をひく。
月一の会議を終えて、メガスターでおなじみプラネタリウムの下見に行く予定が、ひとたび目を瞑れば星がチラつく体調につき、松嵜さんに一切をお任せする。
代官山から原宿を経由して巣鴨まで。
原宿と巣鴨のあいだは20分ほどだが、乗り換えに時間がかかり、若者とおばあちゃんのあいだくらいあっという間、にも関わらず長かった。
駅前のファミレスでダーティ先生と永山氏、久保書店社長と林氏の五名で11/24の打ち合わせ。
ダーティ先生は歯のおきれいな方で、お年よりもずっと若い。
40年以上のキャリアを誇りながらも、出版記念イベントは初めてとのことでうれしく思う。
街にはラブホテルやピンサロなどネオンサインの看板がたくさん。
「じゃんじゃん」というキャバレーがある。渋谷からひっそりと移転したのか、ただ呼び込みがいる店だった。
新宿乗換えの際、本屋を目指してルミネに入ると、入り口近くのスープストックトーキョーで晩飯をすましている女子の多さに愕然とする。
身体が炭団のように熱い。
「炭団の裏表は?」「転がして止まったところで上なのが表、下なのが裏」談志版で聞いた落語やかんの一節が病的にリフレイン。
ドラッグストアで諸々を5千円ほど買い込み、引きこもる。
うつぶせで寝ていると、「この人間、裏表が逆ですぜ」という声が遠くから聞こえてくる。
やかんの「なんで蒲焼はひっくりかえすの?」「ひっくりかえさねえとよく焼けねえだろ?」のサゲが悪寒をもって思い出される。
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by huck-a-gelmondo | 2014-11-09 13:19